ゼラチン。




覚えてしまった 快感
空気に溺れてしまうことの あまりにも
早く 早く 早く
噛み千切って この夢を。

焼け焦げたのかな?
熔けてしまったのかな?
唇から零れた小さな歌が 泡になって昇っていく。

冷たいタイル
止まった螺子巻き時計
絡まるコ―ドを辿る力なんかないよ

煮凝りみたいなやさしい世界
溺レテ 溺レテ 溺レテ   −−−−喘イダ
泣き出しそうな空の水色だけが、綺麗。










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