雪の白さが消える先




いつか
いつか
目を閉じる

そっと
そっと
眠りを手放す

消える悲しみを想って
泣かないで

ひとひらの白さが
あなたの真ん中を潤すように
届いてほしい
雪みたいに
そこに滲んで
やさしくやさしく
染み込んで ねえ

どうか
無力だなんて言わないで
泪はあなただけのために
笑ったあなたが
何よりも何よりも
愛おしいのよ。









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