空の肋骨




仰いだら
青一面に
白が千切れていた

ひとひらの想いを胸に
甘く目を閉じたならば
わたしもあの白みたいに
骨の先まで
溺れられるのかしらね

千切れた白
それはまるで
空の肋骨





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