lullaby





橙に焼け焦げてゆく空に
あたらしい名前を探して。
宵に鳴らした小さな踵を
知らない名前で呼んで。

あきれるほどの宵闇に灰を吹きかければ
すぐにでも、届くから。

わたしのすべてを捧げて。
いつか、すべてを忘れてゆけるように。










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