言の葉
想いを言葉にするのは
それを誰かに伝えたいから
それを自分で見つめたいから
そうでしょう?
耳にした音楽の美しさ
目にした景色の鮮やかさ
身体を通して心へ染みる 感覚 は、同じはずはないしょう
そして、培ってきた 言葉 も、同じはずはないでしょう
誰かの煌めく言葉を簡単に盗むなんて
それを我が物顔で簡単に使うなんて
出来るはずはないでしょう
だって あなた は わたし であるはずがないもの
あなた からその言葉は生まれないはずだもの
あなた は嘘をついているはずだもの
わたし を欺いて
あなた をも騙して
許されていると思い込んでいるのね
なんて愚か なんて浅はか
いくら見た目が素敵だって 空っぽの言葉に美しさはない
ねえ いい加減 気付いたらどう?
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