骨の蕊




わたしを
あなたを
組み立てている、この骨。

今にも音を立てて折れそうな細い手首が
こんなにも空を掴んで離さないのはきっと
幾重にも巡る果てのない螺旋の赤い絃と
繭のようなひとひらの皮膚のせいなのでしょうね。

着飾るよりも 彩るよりも
裸が美しいことを知っているあなたがやがて眠り、焼け果てた後 

それはそれは、美しいのでしょうね。










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