CELESTIAL ROOM




泪を枯らした花も横たわり  けだるい陽射しが覗き込む
髪をほどいて  でたらめな歌を玩んで  音うつつ
色の曖昧な部屋で眠りましょう

床を踏み鳴らす音が嫌いよ   邪魔をしないで

どれだけ揺さぶっても  私はもう瞳を縛っているから
頬を寄せた白い花弁  泪をあげましょう
絡まる  甘く  この瞳に根付いて
きっと甘美な花が咲くことでしょう  きっとね

戸を叩く音が嫌いよ   消え失せて

どれだけ口付けたって  私はもう呟くこともしないわ
蜜をくぐらせたような花  裂けた咽ぁら歌は続く
広がる  甘く  噎せかえる
呆れるほどに美しいでしょう  きっとね

足枷なんて意味がないの
この部屋でわたしは自由










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